昨夜は16時半頃に釜石を出発して、新潟は北陸道の黒崎で日付が変わり爆睡。
今朝7時から走り出して、18時本宮到着。
帰路はいろいろ思い考えて、紅葉の中を走った。
震災以降、東北の太平洋沿岸地域に出向くのは4回目、内2度が延べ15日のボランティア、2度がこのイベントでした。
イベントには普通に参加者として参加している、これも以前からカヤックの時だけで無くいろいろな場面でお世話になった人・地域に何か恩返しができれば、少しではあるが復興のお手伝いになるかと思ってのことでした。
今回のイベントには「ゲスト」がいらっしゃっていた、何で???と思ったけど、
僕自身が参加するに当たってゲストなどは誰であろうが全く関係がなかった。
それは現地の自然・人そして被災しつつも参加されているカヤッカーが主役だと思っているからだ。
今回は幸いにも6月開催の主催でもあった町役場 水産商工課 課長さんの話が聞けた。
熱く自分の町を愛している人で、どれだけこの山田町の自然が素晴らしいか、山田湾が素晴らしいかを語ってくれた。
しかしイベントはやっぱりなんとなく、現地の人、自然といった色が「ゲスト」の影に隠れているような気がしてならなかった。 主催する「MESA」の草山さん本人もお店が流失した被災者なのに・・・。
他の参加者はどう思われたか解らないけど、僕自身はゲストの話よりも草山さんをはじめとする、
被災したが復旧復興を目指してがんばっている方の話を聞きたかった、参加者のみなさんに聞かせたかった、
そして少しでも多くの人がこの地を再度訪れ、また友人知人を連れて来るきっかけを作って欲しいと思いました。
来年(6月予定)は牡鹿半島~久慈間(どの間になるかは分かりませんが)の海を1週間くらい漕ごうと考えています。
当然地域のガイドにも周辺のカヤッカーにも数日でも同行して欲しいと思います。
草山さんとはそんな話しをしていました。 漁師が海に出られるようになってきた今、全海岸線でなくてもいい、
今まで自分達のフィールドとしていた海域を調査して、「全てのカヤッカーが海に出られる環境を創る」
それもガイドの大きな役割では無いかと思う。
ともすれば誹謗中傷を浴びる事もあるかも知れないけど、いつか誰かが開いていかなければならないと思います。
我々プロのガイドは、メディアを使って発信する事も可能かと思います。
フィールドを開拓する事も大きな務めではないかとも思います。
来年もイベントは開催されるようです。 また「ゲスト」なるものが有った場合は考えものですが、
僕はあくまでもカヤッカー(参加者)の1人として参加しようと思います。