こんな旅をしてる時にいつも思う、
「Travel is Trouble」語源は違うらしいが、
「トラベル」と「トラブル」は親戚なんちゃうか?
さて気を取り直して、シャモニへ向かう、
13時発のTGVだったので、午前中はリヨンの街を散策、
ガイドブックを見ると、街並みが世界遺産になってるらしい。
どこにも”patrimoine mondial”や”World Heritage”という標識が無い、
しかし確かに歴史を感じるいい街や。
一生懸命に工作してゲットする冠でも無く、
全く自然に佇んで、且つ世界が認めるモノなのでしょうね。
情報も無く街ブラしてると、
素晴らしいカセドラルに見えてきた、しばらく眺めていました、
後でガイドブックで15世紀に完成したSt-Jeanと確認した。
ホテルへの帰りに、マルシェに出くわしお店を見て回った、
今日は日曜日やったんかぁ。
ホテルをチェックアウトして、Gare Part-Dieuへ、
TGVを待つ、掲示板にホームのNoが出るのを待つけど、
なかなか出てこない、心配になり近くの人に聞くが、
英語がどこでも通じる訳もなく、
フランス語+英語で「僕はジュネーブに行くので、同じ電車や!」
というムッシュに連れられてなんとかTGVに乗り込めた。
しかしここからがドラマの始まりでした。
何とか乗り込んだものの、TGVは2時間も遅れて出発した、
St-Gervaisでの乗り継ぎは30分、
はるかに過ぎての出発で、一体どうなるのか、
車内にはシャモニ行きの人も多かったので、
一緒に行けば何とかなるかなぁ、なんて気楽に構えていた、
アナウンスが流れる度に車内で失笑が起こり、
最後にはよく解らんけど、すぐ電車から降りて、バスに乗り換えて!
なんてことになり、ばたばたと降車、そのまま、流れ乗ってバス停へ
どうも雪のため電車が目的のSt-Gervaisに行けないと言うことで、
バス輸送に切り替えたらしい。
1時間待って夕暮れ時にやっとバスが来た、
順番を待ってると、なにかおかしい、
「席が無くてもう乗れない・・・」と
僕らを含めて10人ぐらいの人が積み残された、
Nantoから来た、親切なムッシュに助けてもらい、
「一緒にシャモニを目指そう!」的な感じで
人一倍デカイ荷物を助けてもらい、
またまたダイヤから1時間遅れた電車に乗り込んだ、
最初の電車に乗っていたら、時間は遅くなっても、
シャモニに着いていたんちゃうかなぁ。
全く、ドタバタでうっかり網棚に大事なバッグを忘れてしまった。
しかし、気が付いたのは降車して1時間後のバスが来たときでした、
幸いにもパスポート、数枚のクレジットカード、帰りの飛行機のEチケットは
ジャケットに入っていて、旅を続けることができそうなので、
みんなと一緒にシャモニを目指す、
St-Gervaisに21:30頃到着して、
シャモニには22時過ぎに到着した、
困憊したけど、ここからまたホテルへたどり着かねばならない、
本当は昨日から2泊を予約していたが、
実際の場所までは確認していない、
駅から近ければいいけどなぁ。
駅前に泊ってるタクシーに運転手に聞く、
「通りを行って右、200m程行って左、ここから7~800mだ」
と言う、親切なムッシュは”A bientot”と言い残し、このタクシーでもう1つ先の駅へ向かった。
ムッシュは6日間のバカンスでスキーに来たらしい、
フランス語ができれば「一緒に滑りましょう」なんて言えるのに、全く歯痒い、
本当にまた会えたらいいなぁ。
「遠くない」の言葉でホッとして歩き出す、
以外にすぐに見つけることが出来て、チェックイン、
ホテルの主人は、「昨日から待ってたよ、この天気じゃ仕方ないな」
と昨日の1泊キャンセル分は無料にしてくれた。
やれやれフランスに入って3日かかって、ようやくシャモニ辿り着いた。
明日はゆっくりしよう。