修験道最高行場の奥駈道をトレッキング。
今回は玉置神社をスタートして熊野本宮大社まで、
玉置神社は石楠花がボチボチ咲きそうな感じでした。
1時間半ほど行って、
ルートを離れ靡九番の水呑金剛に行ってみた、
道中は踏み跡すら無く、崩れている所もあった。
行場には龍神さん等の石塔が建っていたので余りにもかわいそうで、
近くにあった榊を取ってきてお供えして勤行して出発。
ちょっとのつもりが長居してしまったので、先へ急いだ。
大森山への道中、見開けた場所から眼下に熊野川町篠尾、
遠くに見えるのは敷屋辺りだろうか。
玉置神社からは本当に急坂です、
いつもは順峰なのですが、今回は逆峰
落ち葉の積もった急な下りに苦戦しました。
尾根筋を歩いて所々視界の開けるところがあり、見慣れた町に「すぐそこ」と錯覚しますが、まだまだ半分辺り、
行場では勤行を行いつつ行きます、
五大尊岳で既に14時、ちょっとゆっくり行き過ぎか、
庭みたいな所なのでついついのんびりペースになってしまう。
ペースを上げて行くけど、やっぱり押さえるところを押えないと、
金剛多和には役行者の石像があり、
お勤めの後しばらくのんびり休み、
気が付いたらえらい時間になってたので慌てて出発しました。
所々「薮漕ぎ」状態で進むところもあり、
結構面白かった、難行苦行です。
こいつもなかなか難儀なんです「馬目の落葉」
本当によく滑った、今回はトレッキングブーツやったけど、
いつも山仕事で履く、スパイク地下足袋やったら良かったと思いました。
大黒天神岳を過ぎ見晴らしの良いところに出た、
大居集落の対岸、右手に切原、右手奥にベースのある切畑集落が見える、
川が「道」だったことが良く解る。
宝篋印塔では、周りに榊があったので、
お供えしお勤めして出発、熊野本宮大社まで、
まだ2時間もある、既に15時半、本宮大社の閉門に間に合わんかも。
急ぎ七越の展望まで、熊野本宮大社 大斎原が見える、
周辺の田んぼも水が張られ田植も間近。
七越峯はツツジが終わり、モミジ?春に紅いから紅枝垂か?がきれいでした。
そのまま車道を下り、備崎橋を渡るもの手やけど、
せっかくなので行ルートの通り、川を渡る事にした。
いつも思うけど、修行で入る方は分かってると思うけど、
トレッキング目的で順峰で入る方は取りつきがわからんやろうなぁ。
熊野本宮大社 大斎原から川を渡ってみると
堤防に階段があり良くわかります。
展望所からスカウティングした渡渉ポイントまで川原を上流へ歩き、
渡渉開始、最初は良い調子で膝下くらいで行ってたけど、
ちょっとづつ下流へ行かされてたみたい、
不意に胸辺りまでの深みにはまり全身水浸しに、
神様が「しっかり禊をしなさい」と言ってるようでした。
ずぶ濡れのまま大斎原と熊野本宮大社にお参りして終了した。